こんにちは。スタッフの山元です。
5月で40歳の初老になります。
幼児体育歴も20年目となり、人生の半分を幼児体育で働くことになりました。
節目だからか分かりませんが、最近 社会人になって仕事を始めた時のことをよく思い出します。
今日はそんな昔話をします。
レオで勤め始めた約20年前に、僕には同期(のような存在)がいました。
今はツエーゲン金沢のアカデミーで頑張っている寺中克典くんです。
ツエーゲン金沢 アカデミースタッフ紹介|ツエーゲン金沢 公式サイト|挑戦を、この街の伝統に。
寺中くんは当時から「サッカーに携わっていきたい!」と話していて、野心や挑戦心にあふれていました。
保育園に一緒に行って運動遊びをすることもありました。
今でも忘れられない出来事があります。
ある園の帰りの車内で、当時の上司からこのようなことを言われました。
「寺中は子どもに何か伝えようとしているけど、山元からは全くそんなことは感じない!!」
今でも鮮明に覚えています。
正直 当時はものすごく腹がたちました。
というのも、自分の方が子どもとの関わりや経験もあって、上手く子どもと接することが出来ていた自負もありました。
しかし、20年も経てば、そう言われたこともよく分かります。
当時の自分が何も伝えようとしていなかったこと、信念がなく、ただ上辺だけで子どもと接していたこと、寺中くんとの違いや、自分のことが見透かされていることなど、腹がたっていた自分が恥ずかしくなります。そして腹を立ててしまい申し訳ありませんでした。
仕事など続けていると慣れていきますが、上辺だけにはならないよう、そして寺中くんのように信念や心を持って子どもたちと関わっていきたいと再確認しています。
寺中くんのことはずっと応援していますし、僕が思う本当のプロである寺中くんに指導を受けた子どもたちは、とても幸せな子どもたちだと思っています。