今年も心地好い南風が頬を優しく撫でてくれ、新しい旅立ちを小鳥のさえずりと共に祝って
くれているようです。
私も二園の卒園式の来賓出席し、お祝いメッセージをさせて頂きました。そこで、感銘を頂きメッセージコピーを以来されました。良かったら読んでみてください。
【大好きな年長組の皆さんご卒園おめでとうございます。
今、皆さんは生まれてから今日迄で一番輝いています。
でも、本当はいつも光っているのですよ。だって皆さん一人一人、保育園でもお家でも
大切な宝物 だからです。
それが今日、特別輝いて見えるのは、今ビシッとカッコ良く卒園証書を頂けたからです。
本当は皆さん(紙切れ一枚貰うのに、どうしてこんなにイッパイ練習してカッコ良くせんなん
げんろ?)って思っていませんか?
だって先生も小さい時そう思っていたからです。
でもね、卒園証書ってオリンピックで貰う金メダルより大切な物なのだと思います。
金子先生が卒園した頃は卒園証書は丸めて赤いリボン結びで頂きました。ワンパクな先生
はそれを望遠鏡にして覗いて遊んでいたのです。その時「コラー!」と叱られるのではな
く、「何が見える?」と園長先生は聞いてくれました。子どもの金子先生はなんと、「未来
が見える!」と答えました。「スッゴイなぁ〜!」と皆の前で誉めて貰って嬉しくなりまし
た。その頃は意味も考えず、ただ言葉に出てしまったのですが、今思うのです。本当に卒園
証書の向こう側は皆の夢がイッパイなのです。では、望遠鏡の反対側から見たら何が見える
と思いますか?それは、保育園でのたくさんの思い出と大好きな先生やお友だちの笑顔、そ
して小さな自分が優しく微笑むお家の人と初めて保育園に来た日のこと。こんなに大きく元
気にたくさんの力と知恵がついたこと。それが大切な周りの方々のおかげさまであること。
そのすべてが、今頂いた卒園証書に詰まっているのです。だから今、皆さんはギラギラ輝き
それが眩しくって、お家の方や先生方が涙が溢れているのです。
四月から一年生です。今度は小学校の宝物になります!ピカピカに輝いて下さいね。六年
後又、この紙切れ一枚だけどずっしり重い卒業証書を頂く日まで。その時覗いた望遠鏡の未
来がもっと大きく近づいていますように!
ずっと、ずーっと応援しています。
皆さんの夢に向かって「ファイト!」
金子志津子