午後の仕事に向かうため、会社から車を走らせていた道中、
「止まれ」の赤旗を持った警察様が何十mか先の方で僕を指差しているではありませんか
起こり得る違反をその一瞬で全て考えましたが、
該当するもの無し
「えっ僕っすか?」的な感じで自分を指差し、ジェスチャーで問いかけたところ、
「お前じゃー!!!!!」的な感じで赤旗をガンガン振りながら、僕のことを指差す警察様
あぁ分かりましたよ、己の正義のために戦ってやろうじゃありませんか
警察「はい、止まってー」
(以下、警察=け 僕=ぼ)
と指定された場所に車を停め、窓を開けると
け「お兄さーん、シートベルト締めないとダメだよー」
と、完全にシートベルトを装着した僕に言うメガネ警察官
んっ、でもちょっと待てよ
よく見たら僕がしとったのはシートベルトじゃなくて、ただのワカメでしたぁ
こりゃ失敬
ってなるかぁーい
ぼ「いやいや、見て見て!!!ちゃんとしてますやん!!!」
と弁解したところ、
け「いやお兄さん、我々は何百mも手前から見てるんですよー(チッチッチッ、甘いぜお兄さん的な表情で)」
ぼ「いや知らーん!!!何百m先であろうが何km先であろうが関係ないわっ!!!Because会社出る前にちゃんとしたから!!!(今すぐにでも貴様のメガネを割ってやるぞ的な怒り心頭の表情で)」
け「いやでもねお兄さん…」
と押し問答という名のキャッチボールを150ラリーぐらい繰り返し、
これじゃラチが明かないということで
け「ちょっとここは他の車の邪魔になるし、もうちょい先で停めてもらえる?(こっちは国家権力なんだぜといういかにも挑発的な表情で)」
ぼ「はっ?あぁ分かりました…(てめぇが停まれって言った場所で停まったんやー!!!さっき割ったメガネをさらに粉々に砕いてやろうか的な表情で)」
と移動した先で、
け「じゃあとりあえず確認だけしたいから免許証見せてもらえる?」
と言うので渋々免許証を見せると、
け「はい、じゃあ行っていいよー(もう分かったから早く行けよ…そんなことより割れたメガネをどうしようかな的な表情で)」
えええええぇぇぇぇぇええええぇぇぇぇぇええぇぇぇEEEEEEえぇぇぇぇえええええー
それだけ?たった?
こちとらマナーを守った運転をしているというのに、
市民の安全を守り、規範となるべき警察がそれでいいんですか?
間違ったことをしたら「ごめんなさい」じゃないんですか?
そんなモラルのないあなた達が、将来警察官を夢見るチビッコ達に胸を張れますか?
って言いたいことがありすぎて逆にまとまらんかったし、その時は怒りを抑えてその場を後にしましたが
やっぱりよく考えてみるとまた腹立ってきた
あぁーもう我慢できんし今から最寄りの警察署に抗議しに行くわ
でもこれ3年ぐらい前の話をさっき思い出しただけやし、やっぱりやめとこっと
っていつの話やねーん
えへっ
いやしかし、そんな昔の話をついさっき起こったかのように語るこの巧妙な話術
いつ芸人になろうかなぁ
いつ芸人になるべきか最寄りの警察署に相談しに行こ
ってそんな私情には付き合ってくれんかなぁ
じゃあいつも行ってる皮膚科の先生に相談しよっと
って何でもかんでも無理や
ヒーハー